巷のスポーツ好き

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WBCよりW杯

3回目のワールド ベースボール クラシックはドミニカが初優勝を飾った。

3連覇を狙っていた日本は準決勝でプエルトリコに3-1で敗れた。

アメリカ、キューバは第2ラウンドで姿を消し、韓国は第1ラウンドを突破することが出来なかった。

強豪といわれたチームが、その実力を見せることが出来なかった。

シーズン前だからまだ調子が上がっていない、主力選手が参加していない、ボールが合わない、言い訳をしたらきりがない。

その反面、結果を残せたチームもあった。

ドミニカやプエルトリコだけでなく、オランダやイタリアといったチームが今回のWBCを盛り上げてくれた。

ところでWBCは成功したのだろうか?

果たして本当に盛り上がっていたのだろうか?

MLB主導での開催でありながら、肝心のアメリカでの関心は薄いという。

球場では空席が目立っていた。福岡ドームでも空席は目立っていた。

アメリカ以外では、まあ盛り上がっていた方なのだろう。

トップレベルの選手が出場を辞退し、MLB主導の意味がどこにあるのかと疑問を持つ。

このままでいいとは思えない。

WBCは最初のステップだったと考えるべきではないだろうか。

そして次のステップへと向かわなければいけないのではないだろうか。

MLBのルールではなく国際ルールを整備し、国際野球連盟(IBAF)主導で世界大会を行う時期へと向かっているのではないのか。

大げさにいえば、

MLBは野球の普及のために、世界に目を向けているのではない。

MLBのマーケットの拡大のために、世界に目を向けている。

MLBにとって野球はMLBだけなのである。

MLBのチャンピオンを決める大会はワールドシリーズだし、

NPBで何年も活躍した選手を、「新人」として迎え入れる。

もし、MLBIBAF主導に賛同しないのなら、

MLB抜きでもいいのではないだろうか。

MLBの選手を参加させないというなら、それでもかまわない。

日本や韓国が引っ張っていくことはできるだろう。

そうする必要がある。

アジアを始め、中南米、欧州、アフリカ、オセアニア、選手は沢山いる。

最初のうちはレベルの低いものかもしれない。

4年とはいわず、2年に1回開催すればいい。

開催のない年は、野球後進国メインの大会を行うとか、クリニックや親善試合を行うなど、野球発展のための活動をすればいい。

そうやって毎年何らかの形で世界の選手を目にすることが出来れば、日本でも、その他の国々でも、野球が進化していくだろう。

野球はアメリカだけのものではない。

そう信じている。

(日本国内の問題は、また別の機会に…)