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数字で見る奈良クラブ/JFL 1stステージ

JFL日本フットボールリーグ)のファーストステージを7位で終えた奈良クラブ

JFL16チーム中で7位というのはほぼまん中。昇格組としてはよく頑張ったと言えるのかもしれないが、同じ昇格組のFC大阪が5位。順位では2つ上だが勝ち点は29で、奈良クラブの勝ち点23とは6(2ゲーム分)も開いている。

流経大ドラゴンズ龍ケ崎は逆に、13位、勝ち点10と苦戦した。

奈良クラブJ3への加入を目指しているのだから、クリアしなければ行けない課題がいくつかある。

先ずは順位。

年間4位以内、百年構想クラブの中では上位2チームに入ること。

百年構想クラブの順位(勝ち点)は、

1(34)ヴァンラーレ八戸

4(30)鹿児島ユナイテッドFC

6(28)アスルクラロ沼津

7(23)奈良クラブ

15(8)栃木ウーヴァFC

1stステージ優勝の八戸は、年間2位以内が確定。

残り一枠を狙うとすれば、奈良クラブは鹿児島との勝ち点差7をひっくり返さなければいけない。

しかしながら、自力で奪えるのは勝ち点3のみ。あとは他力に頼ることになる。

自力で決めるには、優勝しかない。

2ndステージを優勝し、年間2位以内を決めるしかない。

そしてもう一つ。

ホームゲーム平均2000人以上の入場者。

15試合あるので、合計30000人以上が必要。

1stステージの入場者数は、6試合で 8975人。平均で 1495人。

一番少なかったのは、雨の橿原で行われたFC大阪戦の812人。

一番多かったのは、1stステージ最終節でナイトゲームの橿原。優勝を争うソニー仙台との試合の2005人。

2000人を超えたのはこの1試合のみ。

ツイッターで、アウェイ側にいた人が「そんなに入っていない」とつぶやいているのに対して、ホーム側では「2000人は堅い」と言っていたのが対照的で面白かった。

当日は現地に行けなかったので何とも言えないが、写真で見る限りホーム側はかなり詰まってるように見えた。

その前の橿原で行われたヴァンラーレ八戸戦は1752人。スタンドに沢山の人はいたけれど、まだ散らばっている感じだったかな。今回はそれよりも少しぎゅっと詰まってる感じに思えた。

公式発表が2005人なので、そうなのだ。

残りのホームゲームは9試合。

あと21025人以上の入場者が必要。平均で2337人以上。

試合ごとに観客は増えているので、それを楽しみたい。

満員の橿原を、鴻ノ池を観てみたい。

奈良クラブの1stステージの戦績は、6勝 5分 4敗。

総得点は14、失点は13、得失点差は+1。

1試合の最多得点は2、最多失点も2。

得点ランキングで言えば、2ゴールが最高で4人。堤、小野、鶴見、馬場。

1ゴールが、瀬里、池田、三浦、伊澤、吉田、野本の6人。

得点力不足は否めない。

面白いことに、奈良クラブが先制した試合は負けていない。5勝2分。

逆転勝ちは1回。

後半に強い印象だが、負けた4試合は全て後半35分以降に失点している。

鹿児島 90+5’、八戸 86’、武蔵野 85’、仙台 83’ 90+1’。

残り10分が守れていない。

警告28、退場1。

ちょっと警告が多いのかな。それだけ苦しい試合が多かったということか。

フル出場(1350’)したのは、シュナイダー、三浦、野本の3人。

瀬里は途中出場2回を含めて15試合出場(1113’)。

他に1000分以上の出場者は、鶴見(1170’)、志水(1115’)、馬場(1108’)、伊澤(1086’)となっている。

2ndステージもこのメンバーが中心となるのだろう。

リーグ戦だけでなく、天皇杯などの試合もある中、どう選手を使っていくか。新戦力が台頭するのか。

6月20日から始まる試合を楽しみたい。

奈良クラブ data LIBRARY http://naraclubdata.blogspot.jp/

Soccer D.B. http://soccer-db.net/team/index.php?te=1126

JFL http://www.jfl.or.jp/